2008年08月21日

凄い人は抑圧された場所から来る。

どうすりゃいいのさ女子たちは?

 

 女子校10年通って、本当に良かったと思う瞬間。

 共学で育った子よりは、このガラスの天井が薄いと思えること。

 そしてこれを、当事者として、あるいは当事者から少し離れた視線で見られるってこと。

 自分、女子中、高、大と、10年間女子校でした。
 ついでに、大学では男性問題(一般的には女性問題と呼ばれている)/民族問題ちょっとだけやってました。


 なでしこジャパンの活躍とともに、沢選手を誉め言葉のつもり(?)で「男」 と形容する*2人をネット上でちらほら見かけるようになりました。ということは、女がガラスの天井を突き破っても、 そのまま素直に認められはしないわけ。なぜか「男」カテゴリに入れられてしまうわけ*3。

(中略)

白人がお気に入りの非白人を「名誉白人」と認定するかのごとく、優秀な女子は「名誉男」 に認定されてしまい、結局「ガラスの天井の上にいるのが『男』、下にいるのが『女』」という図式は飽きもせず維持されつづけるわけです。 (つか、この図式をゆるがせないためにこそ『名誉男』システムが採用されてるんでしょうけど)


 先の記事で『名誉男』と表現されているのは、『モデルマイノリティ』にほぼほぼ近い感じ。

 正確に言えば、マイノリティに『モデルマイノリティ』 として不自然に祭り上げられている女性の姿が見て取れます。(実際に、沢選手が『モデルマイノリティ』 的な考え方を内面化しているかどうかは、この記事からは分からないので。)


 不自然というのは、


1.おそらく、沢選手を「男だ」と表現した人は、無邪気に褒めたつもりなんだろうということ。(そして、 この人は無意識レベルで男尊女卑思想を目一杯内面化している)

2.にもかかわらず、有無を言わさず男性カテゴリにしまい込まれることに不快感を感じて「名誉男」 と言語化し苦言を呈する女性の存在があること。


1.はもう、鳥肌が立つほどの気持ち悪さを感じてしまうわけです。肝が冷えて、鳥肌がぞわわわーってなる。言いたくないけど、 ついでに理由なんて分かってるけれど、どうしても言いたくなってしまう。「どうして『男』ってこう鈍感なんだろう!」


※こんな発言を無邪気に言い出せるのは、 ほぼほぼマジョリティorマジョリティに同一化しているマイノリティです。性別が男だろうが女だろうが、 マジョリティ的な思考を完璧に体現している人間を『男』(カッコオトコ)ってことにしときます。今回だけ。


そりゃー仕方ないさ。男はマジョリティだもの。マジョリティはマイノリティを無自覚にバカにし、踏みつぶし、 マイノリティを内戦状態にするように扇動し、なるべく長い間踏み台にしようと苦心するものさ。あくまで無自覚に。

男性がエロゲの生産を止めないのも(エロゲって女性の尊厳を踏みにじる製品だって、 分かっててやってるんだよね?男性諸兄)、女性がBLゲの消費を止めないのも(BLゲは、エロゲと同じように、 ゲイの人たちはバカにされてしかるべき、っていう認識があるから遠慮せずに楽しめるんだよね?女性諸姉。)それぞれ自分の足下に近い、 よりマイノリティな存在をバカにしているから成せるワザ。

あ、ちなみに、バカにしてる(=差別している)ほうに罪の意識とか、からっきしないよ。 だってそれが常識だから。


でもね、踏みつぶされてる方はめっちゃ痛いんだよね。特に、この記事の元ネタのみやきちさんは、 マイノリティのグループに参画している人だから、よりそのあたりの痛みを敏感に感じ取っていると思う。


だから、本来は「男だ・・・」なんて男性性の優位さに飲み込まれてしまいそうな祭り上げに対して、 その裏に隠されたマジョリティからの要請を理解して、

やりたいことのジャンルにもよるけれど、

    * やりたいことをあきらめて 「大きくなったらマネージャーになりたい」コース
    * 頑張って道を切り開いて「名誉男」認定コース

の二者択一状態というのはきっついわー。

と、苦言を呈することが出来たのだと思う。

 

みやきちさんSUGEEEEEE

posted by NASUKON at 14:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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